乳腺炎とは?|助産師が原因・症状・対処法を解説

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こんな悩みはありませんか?

授乳中は乳房の張りや痛みを経験することがあります。

しかし、中には乳腺炎が原因となっていることもあります。

この記事では、乳腺炎の原因や症状、対処法、受診の目安について助産師が解説します。

乳腺炎は珍しいことではない

乳腺炎とは、授乳中の乳房に炎症が起こる状態です。

授乳中のママによくみられる

乳腺炎は授乳中に多くのママが起こりやすいトラブルです。

退院後には、乳腺炎について相談されるママも少なくありません。

そして、多くの場合、痛みが強くなってから受診されます。

早めに気づくことが大切

「数日前から違和感はあったけれど、様子を見ていました」と話されるママは少なくありません。

違和感があっても、「受診していいのかな」と迷ってしまい、発熱や強い痛みで、受診を決心されます。

少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに相談することが大切です。

乳腺炎の主な症状

 乳房の一部が痛い

乳腺炎の症状で多いのは乳房の一部分にしこりがあって、痛みがあるという症状です。

実際に受診されるママも、「ここが痛い」と一部分を指して話されることが多いです。

入院中に乳房の全体が張る経験をされたママは、その状態になるまでは大丈夫と考えてしまう方もいます。

一部分が痛い場合でも乳腺炎の可能性があります。

赤みや熱感がある

乳房に違和感があるときには、鏡で確認したり、やさしく触れたりして乳房全体を観察してみましょう。

乳房の一部分に赤みがでていたり、触ると熱感がある場合、乳腺炎の可能性があります。

発熱することがある

細菌感染を伴う乳腺炎では発熱することがあります。

退院指導で「インフルエンザにかかったような症状」と伝えますが、38℃以上の発熱、悪寒、だるさといった症状がでたときには乳腺炎の可能性もあります。

 授乳時に痛みがある

乳腺炎になると授乳のたびに痛みを感じることがあります。

また、母乳がうまく出ず、授乳後も乳房の張りが改善しないこともあります。

乳房が張っていて痛い、母乳を出してもよくならない場合は乳腺炎の可能性を考えましょう。

 乳腺炎になる主な原因

母乳が乳房にたまっている

母乳がうまく排出されない状態が続くことも、乳房の炎症に繋がる要因の一つです。

授乳時間が空いたり、赤ちゃんが授乳中に片方だけ飲んで途中で寝てしまうこともあります。

こうした場合も、乳房の張りや痛みが強いときは、無理のない範囲で授乳や搾乳を行いましょう。

 授乳姿勢やくわえ方の影響

何度も同じ場所が乳腺炎になる場合は、授乳姿勢やくわえ方が影響している可能性があります。

上の子の授乳中も同じ場所に繰り返していた場合も、一度授乳方法を見直してみましょう。

 疲労や睡眠不足

産後は睡眠不足や疲労がたまりやすい時期です。

授乳が時間通りできており、授乳方法も問題ない場合は疲労などが原因で乳腺炎を起こしている場合があります。

忙しい日が続いたり、家族の体調不良などで疲れがたまったあとに乳腺炎になるママもいます。

ストレスが続いている

ストレスが続くことで体調を崩しやすくなることがあります。

その影響で乳腺炎につながることもあります。

乳腺炎かもしれないときの対処法

赤ちゃんが欲しがるタイミングに合わせて授乳する

乳腺炎かもしれないときに、「母乳を出し切らなければ」と無理に授乳回数を増やしたり、搾乳したりする必要はありません。

授乳や搾乳は、赤ちゃんが必要とする量や、ママが楽になる程度を目安にしましょう。

無理のない範囲で休息をとる

休息を取ることも乳腺炎の予防や改善につながります。

搾乳した母乳を家族に飲ませてもらったり、赤ちゃんをみてもらっている間に休んだりするなど、無理のない方法で休息時間を確保しましょう。

痛みの強い部分を強く押したり、マッサージするのは避ける

自己判断で痛みがある部分を強く押したり、マッサージをすることは避けましょう。

無理に触ることで、乳房を傷つけたり、状態を悪化させる場合もあります。

不安に感じたら早めに相談しましょう。

一人で我慢しない

「もう我慢できません」と受診されるママも少なくありません。

一人で我慢せず、ちょっとでも「おかしいな」と感じた場合はいつでも助産師に相談しましょう。

早めに相談することで、症状が軽いうちに対応できることもあります。

不安な気持ちを一人で抱え込まないようにしてください。

こんなときは早めに受診しよう

 高熱が続く

38℃以上の発熱や高熱が続く場合は、早めに産婦人科へ相談しましょう。

痛みや赤みが強くなる

痛みや赤みが強くなる時には状態が悪化している可能性もあります。

我慢せずに助産師や産婦人科へ相談するようにしましょう。

 授乳ができないほどつらい

痛みなどの症状が強いと授乳すること自体を苦痛に感じてしまうこともあります。

無理はせず、早めに私たちに相談してください。

症状が改善しない

自分で対処しても症状が改善しない場合は、助産師や産婦人科へ相談してください。

一緒に改善方法を考えていきましょう。

 乳腺炎は早めの対応が大切

 多くのママが乳腺炎を経験するため、全く珍しいことではありません。

しかし、我慢できなくなるまで様子を見てしまうママも少なくありません。

辛い気持ちは一人で抱え込まなくても大丈夫です。

「この状態で相談してもいいのかな」と考える必要はありません。

早めに相談することで、症状が軽いうちに対応できることもあります。

気になることがあれば、いつでも相談してください。

参考文献

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