こんな悩みはありませんか?
- 帝王切開はどのような手術をするの?
- 手術中は意識がある?痛みは感じる?
- 帝王切開後は何日くらい入院するの?
帝王切開は、お腹と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す手術です。
予定帝王切開だけでなく、妊娠中や分娩中の状況によって、緊急で帝王切開になることもあります。
初めて帝王切開を受ける方にとっては、手術の流れや術後の生活が分からず、不安に感じることもあるでしょう。
この記事では、助産師の視点から、帝王切開になる理由や手術の流れ、入院期間、術後の過ごし方について解説します。
帝王切開を控えている方や、帝王切開について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
帝王切開とは?
帝王切開になる理由
- 逆子(骨盤位)
- 前置胎盤
- 多胎妊娠など、経腟分娩が難しい場合
- 母体や赤ちゃんの状態から経腟分娩が難しいと判断された場合
上記に当てはまる場合でも、必ず帝王切開になるわけではありません。
また、状況によっては、経腟分娩が可能と判断される場合もあります。
予定帝王切開と緊急帝王切開の違い
- 予定帝王切開:妊娠中に帝王切開が必要と判断され、事前に手術日を決めて行う
- 緊急帝王切開:妊娠中や分娩中に母体や赤ちゃんの状態が変化し、早急な出産が必要と判断された場合に行う
帝王切開の手術はどのように進む?
手術前の準備
帝王切開では、手術前日に入院する施設もあれば、手術当日に入院する施設もあります。
入院後は、ママと赤ちゃんの状態を確認し、手術に向けた準備を進めていきます。
手術に向けて、食事や飲水の制限を行ったり、点滴を開始したりすることがあります。
開始時間や内容は施設によって異なります。
そして、当日、準備ができたら手術室に移動して、麻酔の準備をしていきます。
麻酔から赤ちゃんが生まれるまで
多くの場合は脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔などの区域麻酔を使用するため、意識がある状態で手術を受けます。
痛みは抑えられますが、触られる感覚や引っ張られる感覚、圧迫感を感じる場合があります。
引っ張られる感じから「赤ちゃんが生まれる瞬間が分かった」と話すママもいます。
手術を始める前に、麻酔が十分に効いているか確認してから手術を開始します。
痛みや息苦しさ、気分の悪さ、不安がある場合は、我慢せず医師や麻酔科医に伝えましょう。
赤ちゃんが生まれた後の処置
まずは、赤ちゃんの状態を確認します。赤ちゃんは羊水で濡れているため、必要に応じて保温や処置を行います。
その間に、胎盤を娩出し、子宮やお腹の傷を縫合していきます。
赤ちゃんがママのそばに来て、早期母子接触ができる場合もあります。
帝王切開後の入院生活
手術後の過ごし方
手術直後は回復室などで状態を確認し、麻酔からの回復や出血、痛みなどを観察していきます。
傷の痛みに対して鎮痛薬を使用することもあるため、痛みが強い場合などは医師や看護師に相談してみましょう。
歩行や食事はいつから?
麻酔や体調に応じて少しずつ離床していきます。
食事開始のタイミングは施設や術後の状態によって違うため、確認してみましょう。
「手術したばかりなのに、もう歩くの?」と感じるママもいるかもしれません。
しかし、術後の状態を確認しながら早めに身体を動かすことは、血栓症の予防につながります。
施設の方針や身体の状態に応じて、医師や看護師の指示に従い、無理のない範囲で少しずつ離床を進めていきましょう。
入院期間はどのくらい?
予定帝王切開では、術後およそ5〜7日程度が一つの目安になりますが、施設によって入院期間は異なります。
私が勤務していた病院では、母体と赤ちゃんの経過に問題がなければ、術後8日目に退院していました。
緊急帝王切開や術後の経過によって、入院期間が延長することもあります。
母体と赤ちゃんの状態を確認して退院を判断していきます。
帝王切開についてよくある質問
帝王切開の手術時間はどのくらい?
私が勤務していた病院では、手術室に入ってから退室するまでの時間として「2〜3時間くらい」と説明していました。
ただし、実際の所要時間は施設やママと赤ちゃんの状態によって異なります。
また、手術そのものにかかる時間と、入室から退室までの時間は異なります。
麻酔や手術前の準備、術後の確認などにも時間がかかるため、手術時間だけで全体の所要時間を判断することはできません。
帝王切開中に意識はある?
区域麻酔の場合は意識があることが多く、赤ちゃんが生まれる瞬間に立ち会うことができます。
ただ、ママや赤ちゃんの状態によっては医師が全身麻酔を選択する場合もあります。
帝王切開でも赤ちゃんにすぐ会える?
施設によって方針が異なります。また、ママや赤ちゃんの状態によっても異なります。
すぐに赤ちゃんを抱っこできる場合もあれば、赤ちゃんの処置やママの回復を優先する場合もあります。
帝王切開の流れを知って安心して出産を迎えよう
帝王切開は、ママや赤ちゃんの安全を守るために行われる手術です。
予定帝王切開と緊急帝王切開があり、手術前の準備から赤ちゃんの誕生、術後の回復まで、いくつかの段階があります。
手術の流れや入院生活を事前に知っておくことで、不安を少し軽くできるかもしれません。
分からないことや心配なことがあれば、担当医や助産師に相談しながら、出産に備えていきましょう。

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