こんな悩みはありませんか?
- 産後、夫婦喧嘩が増えた
- 夫の言動にイライラしてしまう
- 「自分ばかり大変」と感じる
- 夫に育児の大変さを分かってもらえない
- このまま夫婦仲が悪くならないか心配
出産後は赤ちゃんのお世話が始まり、夫婦の生活も大きく変化します。
睡眠不足や育児への負担などから、これまで気にならなかったことでもイライラしたり、夫婦喧嘩につながったりすることがあります。
今回は産後の夫婦喧嘩が増える原因と対処法について助産師が解説していきます。
産後に夫婦喧嘩が増えるのはなぜ?
睡眠不足や疲れがたまっている
産後は、赤ちゃんのお世話で夜間も起きており、睡眠不足になりやすい時期です。
そのため、心身ともに余裕がなくなり、些細なことでイライラしやすくなります。
「夫が嫌いになった」というより、お互いに余裕がなくなっている状態であるため夫婦喧嘩が起こりやすくなっている場合があります。
育児や家事の負担に差がある
育児や家事の負担がママに偏ってしまうことがあります。
特に、パパが日中仕事をしている家庭では、ママが日中に赤ちゃんのお世話を担う時間が長くなり、負担が偏ってしまうことがあります。
- 授乳
- 夜泣き対応
- おむつ交換
- 抱っこ
- 赤ちゃんの着替え
- 家事
このように、多くの役割を担っていると「私ばかり赤ちゃんのお世話をしている」と感じることで不満がたまりやすくなります。
自宅で赤ちゃんと関わる時間が長い場合は目に見える作業だけではなく、赤ちゃんのことを常に考えていること自体が精神的な負担になっていることもあります。
夫婦それぞれで「大変」の感じ方が違う
自分ばかりが大変だと感じているときは、お互いに自分の負担を基準に考えてしまうことがあります。
パパは「仕事で疲れている」
ママは「24時間赤ちゃんを気にしている」
このように、お互いが自分の大変さを基準にしてしまうことがあります。
どちらが大変かを競うのではなく、お互いの負担を知ることが大切です。
産後の生活の変化についていけない
妊娠前は夫婦2人の時間がありましたが、出産後は赤ちゃん中心の生活になります。
今まで夫婦でゆっくり話したり、2人で過ごしたりしていた時間が少なくなることもあります。
「夫婦仲が悪くなった」というより、夫婦の関係そのものが大きく変化する時期なのです。
産後の夫婦喧嘩を減らすためにできること
お互いの気持ちを言葉にする
「察してほしい」だけでは伝わらないこともあります。
例えば、「なんで何もしてくれないの?」と考えるのではなく、相手に直接「今日は寝不足で疲れているから、赤ちゃんのお風呂をお願いしたい」と、具体的にお願いしてみましょう。
家事・育児の役割を一度見直してみる
育児や家事を「手伝ってもらう」というより、夫婦2人で行うという考え方をしていきましょう。
パパが手伝うという考え方だと、ママが主体でやるというイメージがしてしまいます。
2人で行うように役割を見直してみましょう。
完璧にやろうとしない
家事、育児、夫婦関係などすべてを完璧にこなすことは難しいです。
特に疲れが溜まりやすい産後は完璧を求めず、「まあいっか」を口癖にするくらい、最低限できていれば十分という考え方で取り組んでいきましょう。
夫婦2人だけで解決しようとしない
産後は疲れなどで「分かっているけど、上手くできない」と感じる場面は少なくありません。
夫婦2人で話し合いをすることも大切ですが、その話し合いが負担を強めている場合は産婦人科や助産師、自治体の相談窓口など、周囲のサポートを頼ってください。
自分たちだけで解決する必要はないことを覚えておいてください。
産後の夫婦喧嘩でよくある悩み
夫にイライラしてしまうのはおかしい?
A.イライラする=おかしいわけではありません。
睡眠不足や疲労、生活環境の変化などによって、普段よりイライラしやすくなることがあります。
ただし、強い気持ちが長く続く場合は一人で抱え込まずに家族や助産師に相談しましょう。
夫が育児をしてくれないときはどうする?
A.具体的な役割をお願いしましょう。
「もっとやって」と漠然と伝えるのではなく、「おむつ替えてほしい」や「今日は寝かしつけをお願い」など、具体的に何をお願いしたいのか言葉で伝えましょう。
産後の夫婦喧嘩はいつまで続く?
A.産後の夫婦喧嘩がいつまで続くかは、一概には言えません。
赤ちゃんの睡眠や夫婦の生活環境、サポート体制などによって変わってきます。
それぞれ環境などが違うため、期間を正確に伝えることは難しいです。
不安なことや悩みがあれば1人で抱え込まず、家族などに相談しましょう。
喧嘩ばかりで夫婦仲が悪くなった気がする
A.喧嘩が増えたことだけで「夫婦仲が終わった」と考えなくても大丈夫です。
産後は睡眠不足や疲労によって一時的に心の余裕をなくし、喧嘩してしまうこともあります。
ただし、暴言・暴力・威圧などがある場合は単なる夫婦喧嘩として我慢する必要はありません。
少しでも「つらい」「しんどい」と感じる場合は、一人で抱え込まず、産婦人科などの医療機関に相談しましょう。
こんなときは一人で抱え込まないで
気分の落ち込みや涙が続いている
気分が落ち込んだり、涙がでてくる場合は一人で我慢せず、医療機関に相談しましょう。
何をしても楽しいと思えない
育児や家事だけでなく、今まで楽しいと思えていたことも楽しいと思えなくなっている時には精神的に負荷が強くかかっている可能性もあります。
産婦人科や助産師、自治体の相談窓口などに相談しましょう。必要に応じて精神科などの医療機関につないでもらうこともできます。
眠れない・食べられないなど生活に影響が出ている
疲れているのに眠れない、お腹が空かないなどの生活に影響が出ている場合は心身の負担が大きくなっている可能性があります。
一人で抱え込まず、医療機関に相談しましょう。
自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそう
自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうという考えが浮かんだ場合は、「まだ大丈夫」と一人で抱え込まず、できるだけ早く医療機関や周囲の人に相談しましょう。
産後のメンタルについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

産後は夫婦で一緒に乗り越えていこう
産後は赤ちゃんのお世話だけでなく、夫婦の生活も大きく変化する時期です。
睡眠不足や疲れから、今まで気にならなかったことにイライラしたり、夫婦喧嘩が増えたりすることもあります。
「どうして分かってくれないの」と思ったときは、お互いに今どんなことが大変なのかを話してみましょう。
夫婦だけで頑張る必要はありません。
家族や自治体の産後ケア、助産師など、周りのサポートも上手に利用しながら、無理のないペースで赤ちゃんとの生活に慣れていきましょう。

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