こんにちは、助産師の白雪といいます。
今回は母乳育児について病院選択で悩んでいる方向けにお話しできたらと思っています。
助産師をしていると、よく産婦さんから「完母(完全母乳=母乳のみの育児)をしたいです」「母乳メイン授乳して、困ったらミルク足すようにしたいです」と言われることがあります。
授乳をどうしたいかのかは、多くの妊婦さんが悩み、こんな授乳をしていきたいなあと考える内容だと思います。
しかし、実際授乳開始となると、思った感じと違ったと思われる方も多いのではないでしょうか。
私は10年以上助産師をしていて、多くの産婦さんたちの授乳に関わる中で思っていることがあります。
それは、「完母希望なら母児異室の病院は選ばないで!」ということです。
これは、母子同室、母子異室どちらの職場でも働いてそう感じました。
理由は2つあります。
1つ目は、母子異室の病院は、母乳育児よりも休息目的の制度が多い。
2つ目は、助産師の考え方がママの休息優先になっている傾向にある。
この理由を聞いて「え?そっちの方がいいでしょ?」と思う方もいると思います。
しかし、母子異室の病院の制度の多くが「この選択をすると母乳がでないけど、休息はできます」という内容が含まれていることを知っていますか?
例えば、夜間は赤ちゃんを完全預かりで授乳できない決まりや、胸が張ってきたから今授乳したいというタイミングでも赤ちゃんに会えない時間があるというものです。
休息したいときはできる、母乳したいときはできるというのが理想ですよね。
しかし、母子異室は基本的に授乳タイミングなどが自由になっておらず、今は休息を選ばなくてもいいのに、というタイミングでも休息を選ぶことになります。
そして、そんな環境に身を置いている助産師は、母乳分泌を促す関りよりも「この環境を求めている人は休息優先したい人だ」と認識して関わってしまうのです。
私が母子異室の病院で働き始めた当初、「入院中は休みたい」「母乳はちょっとあげることができたらいい。」「ほとんどミルクで授乳します」という方が選ぶ場所だと認識していました。
しかし、実際に産婦さんに話を聞くと「母乳を頑張りたいです」と話される方が多くいらっしゃいます。
そのため、私の認識を改めないといけないと考えました。
ただ、母子異室でも完母で授乳し退院される方もいますし、母子異室という制度を否定するつもりはありません。
この体制にニーズがあるとも考えています。
ただ、病院選択をするときに、「この病院でよかった」「次もこの病院で産みたい」と思える病院を選んでほしいので、手に入れたい育児スタイルがあるのであれば病院選択の参考にしていただけたらいいなあと思っています。
みんなが自分の思いに合った病院を選んでいっていただけると嬉しいです!
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